ぽくぽく考える、理想のSDGs教材
SDGsを学生たちに広めるソリューション、SDGs推進教材。
前回、SDGs がいかに日本に浸透していないか、問題意識と、個人的なもったいない感について書きました。
そして推進のために、NPO法人の方々、教員の先生方に微力ながらお手伝いというか、アイデア出しをしております。すごく楽しい、、
先に、SDGsをやたら推進し始めた経緯についても少し書こうと思います。
SDGsのキャッチフレーズは、No one will be left behind.
「誰一人として取り残さない」世界を作る。
これは例えば、女性・LGBTQ、子供、貧困層、失業者などなどの現在社会的弱者となってしまっている人たちを弱者としない・作らない。世界のすべての人たちが平和で健康で豊かな暮らしを持続できるよう開発することです。
私は、これってすごく大変なことだと思います。なぜなら、地球上にどれだけ社会的弱者となってしまう人がいるのか、知った瞬間、自分にできることなんてないんじゃないかと思ったし、自分の存在をよりちっぽけに感じたからです。
それでも私が今活動しているのは、何かできることは必ずあるとわかったからです。誰かの困難を小さなアイデアやアクションで変えられるからです。
それに、このキャッチフレーズで、助けられる側にも自分がいるのです。だからやる気が出る。私は面前DVのような家庭環境で育ちました。トラウマちゃんとずっと一緒で、自己肯定感という言葉が人生の中で最も遠い存在のように感じられます。だからこそ、人より精神的障がいがあること、弱い人間であること、それらを理由に置いていかないでほしいときっと望んでいるのでしょう。自分が取り残されたくないから、自分が手を引っ張ってもらえたら嬉しいから、自分がしてほしいことを人・社会にしていきたい。その思いが強くなったことは、トラウマちゃんと抑うつ君に感謝せねば。
さてさて、そうして始めたSDGs教材づくり。始めたというか、誘われてお手伝いさせていただいてるだけですが。
どんな教材が授業に使ってもらえるのか。生徒の関心を引き付けるポイントは何か。生徒の理解度を高め、行動に繋げさせるには何が有効か。
悩みどころが多すぎて、かなりもやもやとした会議が続いています。
私としては、まず教材を作る目的として、
①生徒に考えるだけではなく行動させる
②世界の様々な問題を自分ごとにさせる
ということに重きを置きたい。
考えただけで終わってしまえば何も変えられない、世界の諸事情を自分には関係のないことと捉えていては関心もやる気もわかないと思うからです。
現に、この2ステップを踏んで私たちボランティアはアクションしています。
でもその段階を踏んだ学生の経緯は人それぞれだし、興味のない子にも「発見・思考・行動」の重要性や面白みを伝えるにはどうしたらいいのか、考え物です。そもそも全国の先生方に授業で使ってもらうには、授業にどのように取り入れられるかを提示しアピールする必要もあります。授業構成、教材構成、コンテンツ、コンセプト、、全てを理想的な形にするにはどうするべきか、そもそも理想的形とは何か。
熱意ある先生方と生徒の話し合いではアイデアは出てもなかなかまとまらず。
ブレストから脱却して枠組みだけでも決めてしまいたいなぁ。